今この瞬間の輝きを

仔猫に戸惑い気味の”R”君

仔猫

うちのくそ坊主、”R”君はやんちゃ。

家の外で仔猫の鳴き声がする。
耳を澄ませ、キッチンの窓から覗いてみると、道路わきの排水溝の切れ目から這い出してきた仔猫。
「まだお乳飲んでる頃のハズでは・・・ 放っていたら2~3日で死んでしまうで」
さすがに見て見ぬふりはできない。

すぐに捕まえてきて家の中に。
よ~く見てみると、右目は塞がってしまって開いていない。
仔猫
手足のほとんどは一部の毛が剥がれている。
尻尾の付け根も2~3cmにわたって一周ぐるりと毛が剥がれている。
仔猫
・・・それにしても汚~い顔やな。塞がった右目の周りは膿が固まってカピカピになってるし、目を擦ったであろう右手もカピカピになっている・・・ 「どんな目に遭ったんやお前は?」

とりあえず、何か喰わせなければ・・・ 牛乳が無いので急いで買い物に。
コーヒー切らしてたな、スポーツドリンクも、ついでにビール・・・ あっ、牛乳も!
ところが、牛乳にはちょっと口をつけただけでボウズの食べ残しのドライフードを食べようとする。
仔猫
乳離れしたばかり!?の仔猫が呑み込める粒ではない。
案の定、噛もうとしているのだが噛み切れず、そのまま呑み込もうとして、「オエッ、オエッ」 となっている。

今度はホームセンターに仔猫用のメシを買いに行く。
ウェットフードを与えると、ガツガツ喰っている。
仔猫
そして途中からボウズのメシを食べようとする。
仔猫

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

で、オエッ、オエッ・・・ 「お前のはこっちじゃ!」
・・・以後、繰り返し。

水を入れた食器に何度も手を突っ込んでは、ビックリして手を振り回しているし。
片目だけで、それもハッキリと開いているわけではなし、距離感はゼロだろうな・・・

食べた後は、塞がった右目を擦ろうとしてコロン、擦ろうとしてコロン・・・ 転がっている。
まだ三本足で立っていられる状態ではないようだ。

数時間後、急に鳴き方が変わった・・・ ヤバい!
やはりオシッコだった。
いらないTシャツで拭いて、敢えておしっこした所に置いておく。

すでに僕のことを「親」と思っているのか、僕のところに寄ってきてくっついて寝ようとする。
必死で「ミャア、ミャア」鳴いていても、抱っこすると鳴き止む。

数週間前に、クソ猫をとっ捕まえて結果的には死なせてしまった。
で、この仔だ。
輪廻転生? 因果応報? 相対性理論?
捨て猫かどうかは分からないが、困っている仔猫なんて見るのは数十年ぶりだし・・・
面白い巡り合わせだ。

さて、ボウズだが・・・
遠巻きに見ているだけで、どうしたらいいか分からない様子。
仔猫
さすがに敵意は見せないが、仔猫が一生懸命ボウズの後を追うのだが、ボウズは逃げ惑うばかり。
それでも仔猫は一生懸命ボウズの後を追っている・・・

さすがに「母性」は持ち合わせていないわな (-_-;)

 

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