今この瞬間の輝きを

殉愛

殉愛

今年1月に食道がんで亡くなった、関西のカリスマ「やしきたかじん」の闘病の日々と、彼を献身的に介護する新妻「さくら」との日々を描いたノンフィクション(幻冬舎)

「金スマ」で、著者の百田尚樹も出演しての「殉愛」特集が組まれた。

僕も番組を見て、「スゴイ女やな~、たかじんも最後にこんな女に巡り逢って良かったじゃん」と思いながら、本を買って読もうとしていた。

・・・・・が。

 

 

 

11月7日の発売当初からネットを中心に酷評が相次ぐ。
それに百田が余計な反撃をしたため、アマゾンレビューは目下大炎上中である。

発端は、本のプロモーションのために、さくらの写真が「金スマ」に出たこと。
写真を見たさくらの知人たちが、過去の経歴と本の記述内容の矛盾を指摘。
本では一切触れられていないが、イタリア人と婚姻関係にある状態のまま重婚した可能性が高いことや、残された”たかじんメモ”の筆跡、内容に不審点が多く見られることが露見。
たかじんのヒット曲でも、その多くの作詞を手掛けた及川眠子氏も「筆跡に違和感」「なぜ私に取材しないの」と百田に疑問を投げた。
生前のたかじんが、面識のない百田に本を書くようメモに残していたのも不思議だという声もある。

たかじんの死後、10億円ともいわれる遺産が実娘や親族に一切渡らず、一部寄付金を除き、さくらの管理下に入ったことで骨肉のバトルが発生。

さくらはフェイスブックでたかじんと知り合い、会うまでたかじんのことを知らなかったと言うが、関西在住だった彼女がたかじんを知らないはずがない・・・

 

「さくら」は、たかじんの死後の対応や遺産をめぐり、週刊誌で盛んに批判されてきたが、多くのメディアからの取材依頼を一貫して断ってきたー

ところが、フタを開けてビックリ!そこにはさくらと遺産をめぐって対立しているたかじんの娘や、長年彼を支えてきたマネージャーの批判が随所に散りばめられていた・・・
しかも百田が娘やマネージャーに取材した形跡はなく、あまりに一歩的な内容。
これまでのさくらに関する週刊誌報道に対しても「すべて捏造」と切って捨てている。

こうしたスキャンダルは本来週刊誌メディアの独壇場なのだが、いつもは鼻息荒い大手週刊誌は軒並み沈黙。
今やメディアに絶大な影響力を持つ作家、大手出版社にとって百田は”作家タブー”の対象だからだ。
さくらを叩けば、百田批判につながるため出来ないというわけだ。

こうした事態まで計算して百田を起用したのではないかと思えるくらい、幻冬舎の戦略!?はある意味すごかった。
そもそも本の存在自体、発売直前まで極秘扱いされ、発売当日に幻冬舎の息のかかった「スポニチ」が一報を打ち、同夜には「金スマ」で”メディア戦略”が展開された。

いずれにしても、今後もさくらの”敵対勢力”である娘や親族、マネージャーの反論は黙殺される。
恐るべき言論封殺本とも・・・

 

そもそも、「やしきたかじん」ともあろう者が”女を見る目がない”とは思えないが、”死”を目前にし正常な判断力が無くなっていたのか、藁にもすがる思いだったのか、女は魔物と言うべきか・・・
いずれにしろ、これを計算ずくでやったとしたのなら、相当したたかな女ということになる。

一回読んでみようかな・・・

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