「原発で作業をしていた60代の男性が体調不良を訴えて死亡。
担当医師は、死因は心筋梗塞の可能性が高く、放射線の影響は考えにくい、と発表」
原発で死亡事故が起こると、いつも”心筋梗塞”。
フラッシングという作業中に、上下のチーム間で掛け声の聞き間違えにより、配管に溜まった放射性物質たっぷりのヘドロまみれの水が作業員を直撃。口からも入ったらしく、内部被ばくの疑いが高いという状況に。
このような作業員は、長期にわたってその原発で働くことになる。退域するとき放射線量を調べるので、内部被ばくがバレるから・・・ そう、「原発という檻」に閉じ込めるのだ。
東電の隠蔽体質の非人道さと、それが続いてきたことに改めて愕然とさせられる。
各地の原発から来ている作業員は、いずれ戻って地元で仕事をする必要があるから、被ばく線量に余裕を持たせておかなくてはならない。福島の地元の人も年間被ばく線量をコントロールしないと職を失う。
人、特に原子炉建屋での作業に従事する熟練作業員は急速に枯渇する。
その対策は・・・
線量の上限を場当たり的に上げるつもりか、使い捨ての作業員を高日当でかき集める、すなわち線量を金で買うのか・・・ どちらにしても非人道的そのもの。
なによりも、作業環境を本気で改善するべき。
だが、東電はやっているとは思えない。
世界でも稀な人災は、今も進行中。
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