TPPをめぐる対立の本質とは何なのか。
分かりやすく言えば、TPPに反対しているのは、本当の競争に晒されると都合の悪い者たちである。
つまり、「現状の既得権にしがみついている者たち」に他ならない。
逆に言えば、「これから競争の中で好機を見出していこうとしている挑戦者たち」にとっては、TPPは非常に魅力的なチャンスになる。
例えば、医師や看護師、弁護士などの資格の相互承認について話題になっていて、医師会などはTPP反対を表明している。
少子高齢化がこれからますます進み、医師も看護師もすでに人手不足が叫ばれているというのに、なぜ外国人資格者の流入を防ごうとするのか、まったく理解できない。
反対しているのは、すでに資格を持っていて、日本国内で仕事を得ている者たちだ。
彼らは競争が生まれれば自分の職場を失うことになるかもしれない。
逆に、これから勉強して資格を取ろうとしている若者たちの立場になってこの問題を考えたらどうなるか。
彼らは資格の勉強に加え、英語さえ習得すれば、アメリカやオーストラリアといった場所で活躍するチャンスを得やすくなる。
もちろん、彼らが強いチャレンジャー精神を持っていることが絶対条件になるが・・・
TPPに参加すればアメリカがイニシアティブを握り、すべてアメリカの考えが通る、と言う連中も多い。それが本当なら、なぜ、他に8か国が参加しているのか。
彼らはアメリカのやり方や条件を鵜呑みにするようなバカではない。
不安を煽るのもいい加減にしてもらいたい。
若者たちよ、決して競争を恐れてはならないー
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