今この瞬間の輝きを

いい女の条件

井川遥

2~3日前に、TVで「大間のマグロ漁師」の番組をやっていた。
ある漁師の次男坊が、漁師になる夢を捨てきれず、親父に「船に乗せてくれ」と言う。

次男坊は現在、嫁と二人の子持ちで、水産加工の仕事をやっていたのかな?
でも「やっぱり漁師がやりたい」ということで親父に教えろ・・・ ということなのだが。
近年、マグロの漁獲量が激減している現状を踏まえ、さらに家庭を持つ次男坊に対して親父はやっぱり、「何考えてんだ!」となる。
もちろん嫁さんも喜んで賛成するわけではなく、困っていたようだ。

ここで、うちのおふくろと妹も「なんば言いようと!釣れればいいけど、釣れんかったらどげんすると?嫁さんがかわいそう」と言うわけだ。
だが、次男坊は「しばらくは今の仕事を続けながら寝る時間を削ってやる!」とまで言っている。

僕の考えは、「やりたいって言うとるんやけん、やらせればいいやろ」 だ。
次男坊も気楽に考えているわけではなく、腹はくくっている様子が感じられる。
だったら、やらなきゃ後悔するに決まってんじゃん。

なんでほとんどの日本人は保守的に考えると?
特に女性は、男とは脳の仕組みが違うので物事を「最悪の状況になった場合」を考えがちだ。
それを悪いと言う気はないが、悪いイメージを持ったままで、いい結果が出るわけがない。
最悪の自体は想定に入れとくべきだが、あとは前だけ見てればいい。

こういった場面で、一流アスリートやタレントをメジャーになる前から支えている嫁さんたちはこう言う。
「あんた1人ぐらい、ウチが食わせたる。好きなようにしい」
・・・なんで関西弁なのかはさて置き(笑)
これがいい女の条件だと思うのは僕の身勝手なのか?

そもそもこんなセリフを彼女や嫁に言われたら、男だってバカじゃない。
何が最善かも当然考えるやろうし、弱気の虫も消えるってもんだ。不可能と思われたことさえも可能になるやろ。
この言葉にデメリットは感じられない。
ホンマのヘタレ男に言うたらアカンけどな・・・
デキる男なら、本気で嫁に食わせてもらおうなんてこれっぽっちも思うとらん。

そこまで見通して「あんた1人ぐらい、ウチが食わせたる」と言うのも「さすが」と唸らされるが、
もっとも、ホントに最悪の場合は男1人ぐらい食わせる覚悟も持った上で言っていると思われる。

男をその気にさせる、肝っ玉の太さというか、器のデカさに惚れてまうわ・・・

 

URL :
TRACKBACK URL :

コメントはこちら

*
DigiPress
DigiPress

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください

Facebookでコメント

Return Top