現在のところ、さくら氏は巨額の遺産を手にしたわけではない。
たかじんの遺産は宙に浮いたままになっており、今後の状況によっては思うような大金を手にすることはできない可能性すらあるらしい。
これまで報じられた情報を総合すると、不動産や株を含めたたかじんの遺産総額は、およそ8億6000万円。
遺言書には、「大阪市に3億円、OSAKAあかるクラブに2億円、母校の桃山学院高校に1億円を遺贈し、残りをさくら氏が相続する」という内容が書かれていたという。
だが、法的には遺言書の内容にかかわらず、長女には遺産総額の4分の1を相続する権利がある。
つまり2億1500万円は長女が相続できるため、遺言通り6億円を寄付すれば、さくら氏の取り分は4500万円しか残らないことになる。
これ以外にも、自宅金庫に1億8000万円が入っており、さくら氏は「生前にたかじんと交わした業務委託費」と主張しているが、扱いは流動的なままだ。
さくら氏は他にも様々な権利関係を継承しているが、それほど多くの収入は見込めないのだという。
たかじんは歌手としてのヒット曲も多いが、作詞・作曲はしていないため、カラオケでいくら歌われてもたかじんに対する印税は発生しない。
CDが売れれば印税は入るが、今の時代では多くは望めない。
残るは「やしきたかじん」という名前を使った商売しかないわけで、そこにおぞましい人間たちが群がっているようだ。
ところが、普段は他人様のプライバシーを暴き立てることに血道を上げる週刊誌は、百田尚樹の逆鱗に触れまいとだんまりを決め込み、報じようとしない。
このお寒い状況にキレた林真理子が「もうジャーナリズムなんて名乗るな!」と批判。
その後、ようやく「殉愛」騒動を取り上げた週刊誌たちだが、これがとんでもないことに、さくら氏や百田の主張をただ垂れ流すだけ・・・
それでも新聞社系週刊誌の2誌は、長女が「殉愛」の版元、幻冬舎を訴えた訴訟の内容を詳報したり、長女のインタビューを掲載したりしてさくら氏と百田の主張に真っ向から反論した。
さらに、さくら氏が「OSAKAあかるクラブ」に対し遺産2億円の寄付を放棄するように迫り、そこにはなんと百田も同席していたー とのスクープも報じた。
他では、たかじんと交流のあった作詞家・及川眠子氏や、元マネージャー・打越もとひさ氏のコメントを掲載した週刊誌があった程度。
長女の手記を予定だった週刊誌も、校了直前になって掲載が見送られたー 「編集長の携帯に直接電話があった」など、どうやら百田センセイ自らが”記事潰し”に関与していたようだ。
ホントに、もうジャーナリズムなんて名乗るな!
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