1991.11.30
鈴鹿選手権 最終戦 チャンピオンロードレース NA-GP250
今シーズンの締めくくりとなる 鈴鹿の最終戦だ。
イケイケの現状としては、3戦連続ポールポジションを獲りたいところ。
ところが、やっぱりキャブのセッティングが決まらない。
っていうか、メーカーがセットで用意したセッティングパーツで対処できないことに・・・
なんちゅうエンジンや(-_-;)
そこへ救いの神が!
TSRチームのN君がセッティングパーツを持っていると・・・
お借りして走ってみると、ドンピシャ!! 第1戦以来の好調なエンジン!!!
そして予選
絶好調のエンジンをよそに、腕上がりを起こしてまったくコントロール出来ない状態に!
地元鈴鹿でなんとか結果を残し、有終の美を飾りたいという気負いからか、おそらく余計なところに力が入り過ぎていたのだろう。
モトクロスじゃあるまいし、ロードレースで腕上がりなんて初めてだわ(-_-;)
鈴鹿サーキット 2’20.254 予選3位
これまでのベストラップは 2’21.192
まあ、それでもなんとかベストラップは更新し、フロントローは確保できた。
決勝は何とかなるだろう。 楽しみだ(^o^)
決勝
なんということだ!
決勝前日夕方になって、セッティングパーツを借りたN君が「決勝で使いたいので返してくれ」だって・・・
N君と僕のエンジンは間違いなく同仕様のはず、そりゃセッティングも同じになるわな・・・
それからあちこちのショップに電話をしてみたが、「在庫がない」だったり、それ以前に今から買いに行っても店は閉まってしまう・・・
ウォーミングアップ・ラップに入る・・・ 絶好調ではないが、何とかするしかない。
130Rを立ち上がって、スロットルを開けると同時に・・・ リヤタイヤがロックした!
終わった・・・
「これは夢に違いない」 ともう一度クラッチをそっと繋ぐが、やっぱりロックしたまま。
そのままピットロードへ・・・
エンジン焼き付きにて、一周も出来ずにリタイヤ。
決勝 DNS(Do Not Start)
ーシーズンオフー
来シーズンは国際A級に昇格して、チーム全面バックアップのもとで全日本選手権を走る!
・・・ハズだった。
そのために僕をしつこく誘ったはずだ。
ところが、バブル崩壊のためにレース活動は縮小方向に。
僕のフルサポートはないだと・・・ ふざけるな!
こんなチームはとっとと辞めて、仲の良い友達同士でチームを組むことに。
新しいマシンを買えない僕は、今シーズンのマシンで来シーズンも NA-GP250 を走る。
どうなるの?
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